【大隆精機株式会社】少数精鋭だからこそ「現場主導」から「営業・経営主導」で効率的に現場カイゼン

大隆精機株式会社は自動車関連、弱電関連、半導体・液晶関連など、一般自動・省力化関連設備の設計〜製作を行っており、精度、速度、稼働時の安定性・安全性、メンテナンス性を考慮したコストパフォーマンスに優れた製品づくりを追及しています。

今回は、Cost PRO（現：GENKEI VAULT）を導入いただいた代表取締役山田様に導入の経緯や導入後の効果などのお話を伺いました。

これまで見積作成を行う際には、加工時間を現場に確認し、想定加工時間×時間単価で原価を算出していました。ですが、現場担当者に仕事が集中する、見積作成担当者によって算出時間がバラバラ、実際には他の加工との兼ね合いや段取り時間など加工時間以外にも多くの時間かかっていて納期管理が難しい、等多くの課題がありました。

Cost PRO（現：GENKEI VAULT）では加工時間だけでなく、今まで計上出来ていなかった段取り時間も計算して加工原価を算出することができます。将来的にはCost PRO（現：GENKEI VAULT）の加工時間を標準時間として実際のスケジュール管理をしていければ経営的にも合理化できて、現場も無駄の解消で得た時間を「創意工夫や製品開発」にもっと回していけると考えました。

購買担当者）従来は外注の協力業者様に図面毎に見積依頼を行い、回答をもらっていました。繁忙期は図面枚数も1000枚を超える日があり、その作業で一日が終わる等業務を圧迫し調達本来の業務に取り掛かれない事もありました。

 営業担当者）  お客様からのお見積依頼を頂いた際、見積作成する担当により価格にどうしてもバラツキが出来ていました。また、限られた人数で見積作成を行っていた為に依頼が重なると即時回答が出来ない時もありました。

装置の一貫体制をとっている弊社にとって、内製・外注の加工時間や標準価格を把握できることは、価格だけでなく、設計や納期管理にとっても影響が大きいと考えます。特に、加工原価詳細を個々に確認できることや、細かい設定ができることが魅力的でした。過去実績との比較が可能なので、見積差異が明確に分かるということもポイントでした。

さらに、全国的な市場価格を把握できるという面でも今後の競争の武器になると思いました。

加工を協力会社に依頼する際、価格比較のために数社同時に見積りしていたのですが、Cost PRO（現：GENKEI VAULT）で価格を確認することができるので、価格比較のための見積依頼がなくなりました。見積作成時の判断基準が出来た事で考察時間の短縮になりました。

また、Cost PRO（現：GENKEI VAULT）の活用方法の検討をする中でこれまで無かった考え方が出来た事で部署内にいい影響が出たというのも効果として実感しています。

図面の検索機能が使いやすく、過去の見積図面を検索するのに非常に便利です。また、Cost PRO（現：GENKEI VAULT）に搭載されている材料価格は市場価格の変動が反映されているため、全国平均を知るのに役立っています。

     Cost PRO（現：GENKEI VAULT）に図面データを蓄積して、誰が見積りをしても同じ金額がだせる、という標準化を図りたいです。また、Cost PRO（現：GENKEI VAULT）では加工時間も確認できるので、社内加工工数の適正化を実現していきたいと考えています。

これは要望になってしまうのですが、弊社は生産設備の設計〜製作の一貫対応が売りなので、今後は板金加工に対応してくれると嬉しいです。対応材料や対応処理についても拡充していくことを期待しています。

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貴重なお話ありがとうございました。

GENKEI VAULTは対応材質や対応処理の拡充や、さらに便利にお使いいただけるように様々な機能のアップデートに日々取り組んでいます。

大隆精機株式会社様の更なるご活躍をGENKEI VAULTを通してご支援していければと思います。

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