双葉電子工業株式会社は「蛍光表示管」「金型用部品」「ラジコン機器」の専門メーカーとしてシェアトップクラスの実績を持つ、東証一部上場企業です。 同社が新規事業として立ち上げた、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のプレート製造事業部署 にて弊社Cost PRO(現:GENKEI VAULT)を導入いただいております。

今回は、部署の立ち上げから携わっている、双葉電子工業株式会社 精機事業センター ソリューション部の河野様に導入の目的や運用方法、導入後の効果などのお話を伺いました。

業務内容新事業(炭素繊維強化プラスチック(CFRP)加工品)の見積〜製造
導入の目的少人数の組織でも運用できる見積りシステムの導入

ポイント
・特別な技能がなくても、見積業務が可能に
・見積時間が1/2に
・顧客対応の質が向上
ノウハウがなくても誰でも見積作業をできるようにした
Cost PRO(現:GENKEI VAULT)導入前の課題について教えてください。

この度、新材料を開発し、その新材料の加工販売において、他の材質をベースとした既存の見積りシステムがありましたが、これを扱うためには加工に関する深い知識に加え、システムの複雑な操作方法をマスターすることが必要でした。以前はこのシステムを扱える担当者がいたのですが、担当者の部署異動に伴い、システムを扱えない私が見積りをしないといけないという状況で大変困っていました。

さらに、新開発した材料の加工のため、加工ごとの原価が決まっておらず、加工工程ごとに正しく原価を決める必要がありました。既存のシステムでは、原価計算の内訳を見るために専門的な知識を必要とするため、見積りを算出しても加工原価を正しく把握できないという状況になっていました。

30日間の無料お試し期間で確認したことがあれば教えてください。

Cost PRO(現:GENKEI VAULT)の30日間の試用期間では既存の見積りシステムで算出した見積金額との比較を行いました。
具体的には、次の3パターンで見積金額を算出し、見積金額に違いが出るか確認しました。

①Cost PRO(現:GENKEI VAULT)での見積り
②既存の見積りシステムでの見積り
③加工業者での見積り

簡単な図面から複雑な図面まで複数の見積りの評価を行い、既存の見積りシステムと加工の専門家が算出した見積りと、大きな違いがないことが確認できました。

さらに、Cost PRO(現:GENKEI VAULT)の『原価計算設定』を調整し、当社の加工条件に合ったパラメーターに設定しました。

Cost PRO(現:GENKEI VAULT)は専門知識がなくても導入しやすい
Cost PRO(現:GENKEI VAULT)の導入にあたり、苦労したことがあれば教えてください。

そんなに苦労はしなかったです。当時、加工に対する見積りの知見がほとんどなかったにも関わらず、現在は1人でCost PRO(現:GENKEI VAULT)は見積りができているので、Cost PRO(現:GENKEI VAULT)は専門知識がなくても導入しやすいシステムとして作られているな、という印象を持っています。

一度、原価計算設定の条件を決めてしまえば、専門的な知識も必要なく、誰がやっても同じ見積結果になるので、他の社員への展開がスムーズでした。

また、既存の見積りシステムでは会社にあるパソコンでしか見積作業ができませんでしたが、Cost PRO(現:GENKEI VAULT)はクラウドサービスなので在宅勤務でも見積作業ができるという点で非常に助かっています。

見積業務が2分の1に
Cost PRO(現:GENKEI VAULT)を導入して良かった点や効果を感じていることを教えてください。

ざっくりですが、既存の見積りシステムの半分の時間で見積作業をできるようにり、大幅に見積作業時間を短縮することができました。

また、Cost PRO(現:GENKEI VAULT)は図面をアップロードして、図面の内容をレ点でチェックできるので、見積り漏れ、同一の加工形状を重複して見積りしてしまう、というようなこともなくなりました。また、見積金額を算出したあとに入力漏れがないかとチェックする時間もなくなり、見積時間を劇的に削減できました。

顧客対応の質が向上
Cost PRO(現:GENKEI VAULT)の効果について他にもあれば教えてください。

これまでは見積依頼をいただいてから回答が翌日、翌々日ということもありましたが、Cost PRO(現:GENKEI VAULT)ですぐに加工原価が算出できるため、依頼を頂いたその日のうちに回答できるようになりました。

また、Cost PRO(現:GENKEI VAULT)では1個製造したときと10個製造したときなど、価格シミュレーションも簡単に行えるため、お客様への積極的な価格提案ができ、注文に結びついたこともあります。

見積回答のスピードが上がり、コストダウン提案もできるようになったのでCost PRO(現:GENKEI VAULT)導入の1番の恩恵を受けているのはもしかしたら営業さんかもしれませんね。


貴重なお話ありがとうございました。

新規事業部の立ち上げで限られたメンバーでやらなければならないことも多かったが、GENKEI VAULTのおかげでできることが増えたそうです。

GENKEI VAULTが業務のお役に立てているとのこと大変嬉しく思いました。

GENKEI VAULTは30日間無料でお試しいただけます。