株式会社カブクは、図面加工品の見積り業務の効率化や属人化を解消する画期的なソフトウエアサービスとして展開するクラウド加工原価見積りサービス「Cost PRO(現:GENKEI VAULT)」に、パラメーターの設定をより早く行うことができる2つのサポート機能を追加し、さらに皆様に便利にご利用いただけるようになりました。
今回の機能追加では、見積に必要な賃率・機械チャージや段取り、加工パラメータ等の多数のパラメータ設定を行う「原価計算設定」において、設定する項目を主要なものに絞った「かんたん設定」がお選びいただけるようになりました。
また、Cost PRO(現:GENKEI VAULT)により算出される「材料費」「表面処理費」「熱処理費」の価格調整率を簡単に設定できる「調整率確認機能」も追加され、ますます便利になりました。
1.かんたん設定機能
原価計算設定を新規作成する際、今までは設定画面にて弊社のご用意したデフォルト値をベースにお客様に詳細な項目のカスタム設定をいただいておりましたが、今回の機能追加で「かんたん設定」または「詳細設定」のどちらかを選択することが可能になりました。
「かんたん設定」を選択すると、工法(切削、ワイヤーなど)ごとの賃率とチャージのみの設定で、すぐに原価計算設定を行うことができます。
従来通り詳細なパラメータを設定したい場合は「詳細設定」を選択していただくことで、段取り時間や加工パラメータなどの細かい設定ができ、お客様の製造工程を詳細に再現した原価算出を行うことが可能です。
まずは「かんたん設定」でご利用いただき、お客様のこれまでのお見積り実績との差異が発生した場合に「詳細設定」を行う、など、よりお客様にあった形でご利用いただけるようになりました。
2.調整率確認機能
Cost PRO(現:GENKEI VAULT)により自動算出される「材料費」「表面処理費」「熱処理費」において、プレビュー画面にて、お客様がお持ちの価格データ(例:材料費の場合は材料サイズと材料費)をご入力頂くことで、Cost PRO算出価格におけるお客様の価格の割合(調整率)を確認いただけるようになりました。調整率はそのまま調整率の入力欄に反映することができます。
今まで「材料費」「表面処理費」「熱処理費」の設定画面には調整率の入力欄がありましたが、実際に見積をしない限りは正確な調整率を算出することが困難でした。調整率確認機能の追加により、お客様がお持ちの価格データのご入力のみで自動的に調整率が算出されるため、簡単に調整率をご設定いただけます。
クラウド加工原価見積りサービス「Cost PRO(現:GENKEI VAULT)」とは
クラウド加工原価見積りサービス「Cost PRO(現:GENKEI VAULT)」は、サービスにアップロードした図面内の加工内容を選択、指示することで、自動で加工工程の設計、使用工具の選定、段取りを含めた加工時間の計算を行い、加工原価を算出するサービスです。加工パラメータや各種チャージ・賃率等はお客様にて調整いただけるため、実際の加工に沿った加工原価算出を可能にします。
製造業向けSaaSソフトウエアサービス群「GENKEI Cloud(ゲンケイクラウド)」とは
「GENKEI Cloud(ゲンケイクラウド)」は、モノづくり現場の新たなカイゼンを支援するソフトウェアサービス群です。
図面加工品の仕様確認や見積り業務におけるコミュニケーションコストの削減、長年の経験が必須であった見積り業務に要するスキルの低減など、これまでの業務をさらに迅速で正確な業務へとカイゼンするクラウドサービスを展開します。
※ご登録・ご利用料金は無料で、サービスごとにご利用料金が発生します。